三重県内国指定文化財の木造建築(築120年・木造2階建・延床面積約680㎡)

建物点検実績 【実例76】 国指定文化財

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1.点検概要🏗️    📍点検目的  ・ 屋根・柱・外壁の劣化状況を把握し、保存修繕計画に反映するため  📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況  📍 屋根瓦・棟木・雨押さえ板金の可視光・赤外線撮影  📍 外壁・柱・梁の亀裂・腐朽部の確認  📍 庭園周囲・防護柵を飛行経路に含め、安全に撮影  📍特別対策  ・ 国指定文化財の法律に基づき、現状変更や接触を伴う作業を禁止。  ・ 点検作業前に管理者及び施設管理者と慈善協議を実施。  ・ 建物周囲3m以内を立入制限区域とし、柵・コーン・警告札を設置。 3.点検結果💡  📍 屋根瓦に一部割れ・ズレを確認  📍 柱脚部の木材に水分滞留と腐朽の兆候  📍 外壁漆喰の剥離やひび割れを多数確認 4.効果✨  ・ 高所や狭所も足場なしで点検可能  ・ 赤外線により内部水分・腐朽箇所を早期発見  ・ 保存修復計画の優先度や費用見積もりに活用  ・ 定期点検で文化財の維持管理を効率化