三重県内アパート(築22年・鉄骨造2階建・全8世帯)

建物点検実績 【実例37】 アパート

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1.点検概要🏗️  📍 点検目的  ・ 外壁塗装及び屋根の経年劣化状態を確認し、塗り替え時期の目安を判断する  📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況  📍 ドローンで建物全周を上空及び斜め角度から撮影(高度12〜25m)  📍 赤外線カメラにて外壁及び屋根面の温度分布を測定し、含水・熱異常箇所を検出  📍 撮影データを解析ソフトに取り込み、異常部位を可視化・報告  📍特別対策  ・ 周囲が住宅密集地のため、飛行ルートを建物南方向のみに限定し、風向きを考慮して安全に撮影  ・ 入居者への通知を事前配布し、撮影時間を午前9時から10時に統一  ・ 赤外線撮影は、日照により壁面温度差が明確になる時間帯に実施し、解析精度を向上 3.点検結果💡  📍 外壁北面下部で水分滞留を検出    赤外線画像にて、北側外壁の1階基礎部分付近に温度の低い領域(周囲より−4℃)を確認。    目視では塗装の浮き程度だが、内部断熱層への湿気侵入が疑われる。  📍 屋根表面の塗膜劣化と軽度の変色    ドローン映像で、屋根表面の塗膜が薄くなり、基材が一部露出。    錆の発生はまだ見られないが、2〜3年以内の再塗装が望ましい。  📍 ベランダ笠木及び手すりの錆発生    西面2階ベランダにて、手すり支柱基部の錆を確認。    腐食による強度低下の恐れがあるため、ケレン処理と再塗装での補修が必要。 4.効果✨  ・ 高所足場を設けずに建物全体を40分で安全点検。  ・ 赤外線カメラで外壁内部の水分滞留を可視化し、早期補修が可能に。  ・ 点検結果を画像付きで報告することで、修繕優先度を明確化。  ・ 継続的なデータ蓄積により、今後のメンテナンス計画の最適化が可能。