愛知県内アパート(築30年・鉄筋コンクリート造3階建・10世帯)
建物点検実績 【実例36】アパート
-
Before
-
After
1.点検概要🏗️ 📍 点検目的 ・ 外壁タイル及び屋上防水層の劣化・浮き・漏水リスクの確認 📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況 📍 ドローンにより、建物外周・屋上・ベランダ・雨樋を全周撮影(高度10〜40m) 📍 赤外線カメラで外壁タイル面及び屋上防水面の温度分布を測定 📍 撮影データを解析ソフトに取り込み、可視画像とサーモグラフィー画像を重ねて異常箇所を特定 📍特別対策 ・ 建物周囲に駐車車両が多く、狭小エリアのため、自動航行ではなくマニュアル飛行で細部を撮影。 ・ 老朽建物のため、赤外線撮影は日照による温度差が明確になる午後2時に実施。 ・ 近隣への騒音配慮として、撮影時間を午前・午後2回に分け、1回あたり約25分で終了。 3.点検結果💡 📍 外壁タイル面の浮き・剥離傾向 赤外線画像で、南西側2階部分に不均一な温度分布を確認。 可視画像と照合した結果、タイルの一部がわずかに膨らみ、モルタル層との密着不良が疑われる。 📍 屋上防水層の亀裂及び含水箇所 屋上中央及び排水口周辺にて、赤外線上で周囲より約6℃低い箇所を確認。内部に水分が滞留しているサイン。 防水層下への浸水が進行している可能性。 📍 ベランダ手すり基部の錆・腐食 ドローン画像で鉄部塗膜の剥がれ及び赤錆発生を複数箇所で確認。 腐食による強度低下が懸念されるため、防錆処理及び再塗装が必要。 4.効果✨ ・ 足場を組まずに建物全体を45分で点検完了し、居住者・通行人への影響を最小化。 ・ 赤外線カメラにより、外壁タイルの内部浮きや防水層の含水を可視化。 ・ 点検データを基に、修繕優先度を明確化し、大規模修繕計画の根拠資料として活用可能。 ・ 高解像度画像とサーモデータを併用することで、再点検時の劣化進行比較が容易。
