三重県内一般住宅(築15年・RC造2階建て)

建物点検実績 【実例102】 一般住宅

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1.点検概要🏗️  📍 点検目的  ・ 外壁及び屋上・雨樋の劣化進行状況を確認し、次期修繕計画及び長期維持管理計画に反映するため。  📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況  📍 屋上防水層及び庇・バルコニー部を赤外線解析し、膨れ・水分滞留・ひび割れ箇所を特定。  📍 外壁RC打ち放し面及びシーリング部の亀裂・剥離・変色の有無を高解像度撮影で確認。  📍 雨樋・排水口の詰まりや勾配不良を目視・近接撮影により点検。  📍特別対策  ・ 周囲の住宅が近接しており飛行空域が限られるため、事前に飛行ルートを3Dシュミレーションして安全距離を確保。  ・ 屋上は防水シート上の温度差が小さいため、早朝と午後の2回に赤外線撮影を実施し、日射影響を比較して解析精度を向上。  ・ 雨樋点検時には、ドローンの真下視点を利用して排水口の詰まり状況を正確に把握。 3.点検結果💡  📍 屋上防水層に軽微な膨れと細かなひび割れを確認。赤外線解析により一部に水分反応を検出。  📍 外壁シーリング材に硬化及び亀裂(幅0.3mm程度)が多数見られ、打ち替え推奨。  📍 雨樋の一部で落ち葉や堆積物による排水不良が確認され、局所的なオーバーフローの可能性あり。 4.効果✨  ・ 足場不要で高所・狭所を安全かつ短時間で点検できた。  ・ 赤外線解析により内部の水分侵入リスクを早期検知し、予防修繕に活用可能。  ・ 劣化箇所を高解像度画像で記録し、修繕優先度を明確化・可視化。  ・ 定期ドローン点検の導入により、住宅寿命の延伸と維持管理コストが期待できる。