愛知県内 一般住宅 (築16年・木造2階建て)
建物点検実績 【実例31】 一般住宅
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Before
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After
1.点検概要 📍 点検目的 ・ 外壁及び屋根の経年劣化状態を確認し、補修の必要性を判断するため 📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2. 点検実施状況 📍 ドローンによる屋根及び外壁の上空からの全体撮影(高さ約15m〜25m) 📍 赤外線カメラによる屋根・外壁の温度分布測定(特に北面及び南面を重点的に) 📍 撮影データの解析と異常箇所の特定 📍特別対策 ・ 周辺に電線及び隣家が近接していたため、飛行ルートを3方向からの限定ルートに設定し、安全補助員を配置。 ・ 赤外線撮影は外壁が直射日光を受けて温度差が明確になる午前10時台に実施。 ・ 風速5m/s以下を確認してから飛行を開始し、映像ブレを最小化。 3.点検結果💡 📍 外壁サイディングのひび割れ(クラック) 南面および東面において、サイディングの継ぎ目部分に縦方向の微細なクラックを複数箇所発見。 幅は0.3〜0.6mm程度で、表面塗膜の劣化によるものと判断。雨水の侵入による下地材の腐食リスクあり。 📍 屋根瓦下地の温度異常 赤外線カメラ画像にて、屋根南東部の一部で温度上昇が確認され、下地材内部への雨水侵入または断熱材の含水が疑われる。 実際の瓦のずれも確認されたため、早期の部分補修が必要。 📍 雨樋(軒樋)接続部のたるみ 上空映像から、北面の雨樋ジョイント部分に軽度のたるみが見られ、水の流れが滞留している様子を確認。 ゴミの堆積と経年による樹脂劣化が原因と推測。 4.効果✨ ・ 高所足場を設けることなく、30分程度で建物全体の点検を安全に実施。 ・ 赤外線カメラを活用することで、外観上は問題がない箇所でも内部劣化を早期に検出。 ・ 撮影データを可視化し、施主への報告や修繕提案に具体的なエビデンスを添付可能。 ・ 継続的な定期点検により、将来的な大規模修繕費用の削減が期待できる。
