三重県内アパート(築18年・鉄骨造2階建・8世帯)

建物点検実績 【実例33】 アパート

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1.点検概要🏗️  📍 点検目的  ・ 外壁塗装及び屋根防水層の劣化状況を確認し、改修工事の優先順位を判断する  📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況  📍 ドローンにより、屋根・外壁・雨樋・ベランダ面を上空及び斜め角度から全周撮影  📍 赤外線カメラで外壁全体をスキャンし、温度ムラ・含水異常箇所を解析  📍 点検データを基に、劣化箇所の抽出と改修必要度を判定  📍特別対策  ・ 入居者のプライバシー保護のため、撮影時間を午前中に限定し、室内窓面を避けた角度で撮影。  ・ 敷地内の電線・駐車車両を避けるため、飛行ルートを建物周囲の4ポイントに設定し、安全補助員を配置。  ・ 赤外線撮影は外壁表面温度が最も安定する午前9時の実施し、反射光による誤判定を防止。 3.点検結果💡  📍 外壁サイディングのシーリング劣化    南側及び西側の目地部分でシーリング材の亀裂及び硬化を複数箇所確認。    赤外線画像でもその周囲に温度差が見られ、防水性能の低下が進行中。早期の再シーリング施工を推奨。  📍 屋根防水シートの一部剥がれ    ドローン上空撮影にて、屋根の排水口周辺に軽度の浮き・剥離を確認。    赤外線カメラでは同部位が局所的に温度上昇しており、雨水滞留による熱反射の可能性。防水層の補修が必要。  📍 ベランダ笠木の腐食進行    2階南面のベランダ笠木部で塗膜剥離及び錆発生を確認。    金属部材の腐食により固定力が低下しており、落下防止対策が必要。 4.効果✨  ・ 足場不要で全周点検を約40分で完了し、入居者への負担を最小限に。  ・ 赤外線カメラにより、目視では発見できない内部の含水・熱異常を早期に検出。  ・ 撮影データを基に、外壁塗装・防水工事の優先順位んを科学的に判断可能。  ・ オーナー・管理会社・施工業者側で共通認識を持った修繕計画立案が容易に。