三重県内福祉センター（築28年・鉄筋コンクリート造３階建・延床面積約2,300㎡）

建物点検実績　【実例５１】　福祉センター

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  Before

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  After

１．点検概要🏗️ 　📍点検目的 　・　外壁タイル・屋上防水層・庇部の劣化を把握し、来館者の安全確保と建物長寿命化を図るため 　📍使用機材：4K カメラ搭載ドローン（DJI製　AIR3シリーズ〕 ２．点検実施状況 　📍 ドローンで屋上・外壁・庇部分を建物全周から撮影（高度8〜25m） 　📍 赤外線カメラで外壁・屋根の温度分布を測定し、含水・浮き・断熱欠損を解析 　📍 撮影データを解析ソフトにより異常領域を抽出、画像解析報告書を作成 　📍特別対策 　・　高齢者や子供が多く来館する施設のため、開館前の早朝6時から8時に飛行実施。 　・　風速4m以上の時間帯を避け、屋上付近の安全飛行を徹底。 　・　外壁タイルが白系で反射率が高いため、午前・午後の２回測定で反射誤差を除去。 ３．点検結果💡 　📍 屋上防水層下に含水反応を検出 　　　赤外線画像で、屋上中央及び機械室付近に低温領域（−5℃前後）を確認。 　　　ジョイント部の劣化により、内部断熱層への水分侵入が進行中。 　　　早期の部分防水補修及びドレン清掃を推奨。 　📍 外壁タイルの浮き・剥離予兆を確認 　　　西面及び南面の高所部で、赤外線画像上に−3℃から−4℃の異常領域を検出。 　　　目視では細かなクラック飲みだが、下地モルタル層との付着不良が進行。 　📍 庇金属部の腐食と塗装剥離を確認 　　　南側出入り口庇で錆・剥離がみられ、赤外線でも温度むらを検出。 　　　塗膜劣化による腐食進行が懸念されるため、早期塗装補修が必要。 ４．効果✨ 　・　足場不要・非接触で、建物全体を約80分で安全に点検完了。 　・　赤外線カメラにより、防水層下や外壁内部の潜在的劣化を可視化。 　・　劣化範囲を数値化し、改修工事の優先順位を明確化。 　・　高所点検を安全・低コストで実施し、施設利用者の安全を確保。