三重県内小学校(築52年・鉄筋コンクリート造3階建・延床面積約4,800㎡)

建物点検実績 【実例73】 小学校

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1.点検概要🏗️  📍点検目的  ・ 老朽化が進む校舎の屋根・外壁・防水層の劣化状況を把握し、全面改修・耐震補強計画に反映するため  📍使用機材:4K カメラ搭載ドローン(DJI製 AIR3シリーズ〕 2.点検実施状況  📍 校舎屋上(陸屋根・スレート屋根)の赤外線撮影による温度異常解析  📍 外壁(モルタル・鉄筋コンクリート打ち放し)のクラック・剥離・浮きの可視光及び赤外線確認  📍 ベランダ・屋上防水層・雨樋・排水口の状態確認  📍 老朽化した屋上設備や換気塔周辺の近接撮影  📍特別対策  ・ 老朽建物の安全性確保のため、低速手動操縦モードで飛行  ・ 生徒・教職員の安全確保のため、土日又は長期休校期間に点検実施  ・ 赤外線撮影は晴天午前中に実施し、温度誤差を最小化 3.点検結果💡  📍 屋上防水層の広範囲で熱異常(+6℃から+7℃)を検出。膨れ・劣化が進行し、雨水侵入の可能性が高い。  📍 外壁モルタル・RC打ち放し部に大規模なクラック・剥離を確認。老朽化による構造影響が懸念される。  📍 ベランダ防水層・屋上排水口で錆・変形・水溜り跡を確認。排水不良により漏水リスクが顕著。  📍 屋上設備周辺の鉄骨・換気塔に錆・腐食を多数確認。耐久低下が進行。 4.効果✨  ・ 足場なしで校舎全体の劣化状況を安全かつ短時間で把握可能。  ・ 赤外線解析により内部湿気や漏水リスクを早期発見  ・ 老朽化の進行状況データ化し、全面改修・耐震補強工事の優先順位決定に活用可能  ・ 定期点検データとの比較で、構造劣化の進行度を数値的に評価し、突発的な修繕リスクを低減