愛知県内マンション(築20年・鉄筋コンクリート造7階建・延床面積約3,200㎡)

建物点検実績 【実例92】 マンション

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1.点検概要🏗️    📍 点検目的  ・ 築20年経過に伴い、外壁・屋上防水・バルコニー部材の経年劣化状況を把握。    漏水・タイル剥離などの潜在リスクを早期発見し、次回の大規模修繕工事計画の基礎資料とする。 2.点検実施状況  📍 屋上防水層(シート防水・塗膜防水)の赤外線・可視光撮影による膨れ・亀裂確認。  📍 外壁タイル面・RC打ち放し部・シーリング目地の赤外線解析。  📍 バルコニー・排水ドレン・雨樋の排水機能・劣化状態の確認。  📍特別対策  ・ 築年数が経過し、外壁タイルの浮きや剥落リスクが想定されたため、ドローン+赤外線解析の併用点検を実施。  ・ 東面が日照の影響で温度差が大きく、誤判定防止のため午前・午後の2回赤外線撮影を実施し、    温度応答差を解析して正確な浮き範囲をマッピング化。 3.点検結果💡  📍 北面5階付近の外壁タイルで複数の浮き反応を確認。  📍 シーリング目地の硬化・ひび割れが多数確認され、特に日射の強い南面で劣化進行が顕著。  📍 屋上防水層の表面塗膜の退色・チョーキング・軽度の膨れを確認。 4.効果✨  ・ 足場を設けずに高所外壁・屋上の状態を安全かつ短時間で確認可能。  ・ 赤外線解析により、表面からは判別できないタイル浮き・防水層下の水分滞留を非破壊検出。  ・ 劣化範囲を数値化・図面化し、修繕計画の優先順位を明確化。  ・ 早期発見・予防保全により、大規模修繕コストを長期的に低減。